高炉還元剤とは?
2024/07/03
製鉄を行う際は、廃プラスチックを再利用した「高炉還元剤」が使われることがあります。
そこで今回は、高炉還元剤とは何かを解説していきます。
リサイクルに興味がある方・リサイクルに関わる仕事をしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
高炉還元剤とは
高炉還元剤は、製鉄で用いられるコークスの代わりに使われます。
廃プラスチックは炭素と水素からなる石油を原料としており、その特徴を活かしたケミカルリサイクルにより高炉還元剤が開発されました。
日本で増加する廃プラスチックを再資源化することで、天然資源である原料炭使用量を減らせます。
また高炉還元剤を利用すると水素を有効的に利用できるため、二酸化炭素排出量を減少させられるのもメリットです。
高炉還元剤の課題
ただし廃プラスチックを高炉還元剤にするためには、廃プラスチックを粒状に加工しなければなりません。
また廃プラスチックの収集コストが増えるのが難点で、コークスの10倍以上のコストがかかると言われています。
まとめ
製鉄を行う際に、コークスの代わりに使われるのが高炉還元剤です。
廃プラスチックを原料としており、二酸化炭素の排出量を減らすことが可能です。
加工コストを抑えることが、高炉還元剤の今後の課題でしょう。
和歌山の『株式会社大瀧商店』では、産業廃棄物の処理業務に取り組んでおります。
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