ばいじんとは?
2023/08/15
ばいじんという言葉を聞いたことがある方も、いらっしゃることでしょう。
しかし「詳細についてはよく分からない」と言う方も、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ばいじんについてご説明いたします。
ばいじんとは
物を燃やした際に発生する、スス・チリなどの微細な個体粒子状の物質が、ばいじんです。
重金属やダイオキシン類を多く含む場合は、特定有害産業廃棄物に分類されます。
ばいじんの例として、以下のようなものも挙げられます。
・煙道・煙突に付着堆積したスス
・コークス灰
・廃砂ダスト
・各種重金属含有ダスト
ばいじんの処理方法
ばいじんを処理するには、埋め立て方法・安定化方法・リサイクル方法のいずれかを用います。
安定化方法
遮断型最終処分場は数が少ないことに加えて容量が少ないため、固化安定化処理を行ったうえで処分します。
処分方法は、下記の3つです。
・コンクリート固化…有害物質をコンクリート内部に閉じ込めて、ばいじんの飛散を防ぐ
・キレート剤による固化…キレート剤による固化処理後に有害物質の溶出試験を行い、合格したもののみ管理型最終処分場に埋め立て
・溶融..熱を加え液体状にすることで廃棄物容量を減らし、溶融後に残るスラグは土木資材や建築資材などへの再利用が可能
その他
・埋め立て方法…フレキシブルコンテナの容器にばいじんを収納し、管理型最終処分場で埋め立て処理
・リサイクル方法…溶融で残ったスラグを土木資材や建築資材として再利用、また中間処理によってリサイクル改良土での使用
まとめ
ばいじんにはさまざまな種類があり、処理には注意が必要です。
ばいじんの処理に関して、お悩みの際は専門業者にお任せすると良いでしょう。
和歌山に拠点を置く『株式会社大瀧商店』では産業廃棄物のリサイクル方法を考え、処理業務を行っております。
ばいじんの処理に関するお悩みがございましたら、当社までご相談ください。