ケミカルリサイクルとは?
2023/07/25
廃プラスチックのリサイクル方法は、マテリアルリサイクル・サーマルリサイクル・ケミカルリサイクルの3種類です。
日本で廃棄されるプラスチックの約3〜4%が、ケミカルリサイクルを用いて処理されています。
今回は、ケミカルリサイクルについてご紹介いたします。
ケミカルリサイクルとは
廃棄されたプラスチックを化学的に分解し、他の化学物質へ再生して利用する手法です。
分解して他の物質になると、製品の原料・燃料などに再利用できます。
ケミカルリサイクルの方法
原料・モノマー化
廃プラスチックを原料やモノマーまで戻して、再利用する方法です。
PET樹脂においては、新たに作るよりも資源の節約が見込めます。
高炉やコークス炉化学原料化
燃えると非常に高い熱を出す特徴を活かして、工場で石炭やコークスといった燃料の代用として利用可能です。
コークスの代わりに利用することで石炭の節約につながるうえ、水素の働きによってCO2を削減できます。
その他
・ガス化…プラスチックを燃やして二酸化炭素と水素を発生させ、炭酸飲料やドライアイス・アンモニアの原料として利用
・油化…化学分解して油にし、燃料として利用
まとめ
ケミカルリサイクルは、化学の力を利用したリサイクル方法です。
ケミカルリサイクルを用いることによって、環境負荷の大きな削減も見込めるでしょう。
和歌山にある『株式会社大瀧商店』では、地球環境に優しい処理活動を行っています。
産業廃棄物のリサイクル方法に関するお悩みがございましたら、ぜひ当社までご相談ください。