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ボイラのキャリーオーバーがもたらす影響とは?

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ボイラのキャリーオーバーがもたらす影響とは?

ボイラのキャリーオーバーがもたらす影響とは?

2023/10/15

ボイラのキャリーオーバーとは、ボイラから蒸気が発生する過程でボイラ内の水が蒸気と分離されずに混入し、送り出される現象を指します。
ボイラ水中の塩類濃度や油脂類の混入・汽水分離器の不良・運転条件の不適切さなどが発生原因です。
ではボイラのキャリーオーバーは、どのような影響をもたらすのでしょうか。

ボイラのキャリーオーバーがもたらす影響

製品の品質低下につながる

キャリーオーバーにより蒸気の質が低下し、蒸気に混入した水や塩類が製品と接触すると製品の品質に悪影響を与えます。
食品や医薬品などの加熱殺菌や乾燥においては、水や塩類が製品に付着して汚染や劣化を引き起こすかもしれません。

過熱器の膨出や破裂を引き起こす

キャリーオーバーにより、蒸気タービンや過熱器を有するボイラでは塩類の濃縮によるスケール付着や腐食が発生します。
これらの現象は、過熱器の膨出や破裂という重大な事故につながる恐れがあるため注意が必要です。

蒸気タービンの破損事故に発展する可能性がある

キャリーオーバーにより蒸気タービンへ送られる蒸気に水滴や固形物が混入し、タービンブレードに衝突して摩耗や損傷を与えます。
そしてタービン効率の低下や振動の増大などの問題を引き起こし、最悪の場合タービンの破損事故に発展する危険性があります。

キャリーオーバーには種類がある

さまざまな影響をもたらすキャリーオーバーには、2つの種類があります。
泡立ちが発生するフォーミングや気水面の押し上げが発生する、プライミングなどです。
なかでもフォーミングには、フォーミング抑制剤を使用すると抑制効果が期待できます。

まとめ

ボイラのキャリーオーバーは、製品の品質低下や過熱器の膨出・破裂につながる恐れがあります。
最悪の場合、蒸気タービンの破損事故に発展する可能性があるため注意が必要です。
またキャリーオーバーは2種類あり、フォーミングには抑制剤を使用すると抑制する効果が期待できます。
『株式会社大瀧商店』では、産業廃棄物のリサイクルでフォーミング抑制剤を製作しております。
キャリーオーバーのフォーミングを抑制したいとお考えでしたら、お気軽にご連絡ください。

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